人気ラッパーのリル・ナズ・X(25)は、今アルバム『モンテロ』をリリースしていたら、保守派に「殺されそうになっていただろう」と考えていることを明かした。2021年にリリースしたタイトル曲『モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)』のミュージックビデオでは、エデンの園やギリシャ神話、地獄でポールダンスを踊る姿などが映されている。当時もそれらについて大きく批判されたことを振り返った。
ペーパー誌でリル・ナズ・Xは話した。「当時は世界が大きく変わっていた。今でも若い男性たちは、ものすごく保守的な考えを教え込まれてる」
そして、現在のトランプ政権下では、自身の音楽に対する批判がより強くなるだろうと考えているようで、「殺されるだろうね。冗談でなくさ」と続けた。
そんなリル・ナズ・Xだが、ニューアルバム『ドリームボーイ』や先行シングル『ライト・アゲイン』では、政治的メッセージに取り組むのではなく、わずかな心の休息となることを目指している。「この曲が、世の中で起きていることを3分間だけでも忘れさせて、忘れていた喜びを楽しませてあげられるなら、それでいいじゃないか」