宝塚大劇場のトイレは日本一?利用者の経験とマナー、リニューアルでさらに便利に

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
宝塚大劇場
宝塚大劇場

 宝塚歌劇団の本拠地、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)のショップ&レストランゾーンが13日、リニューアルオープンされた。3カ所に分散されていたトイレを1カ所に集約。またファンが「宝塚の回転率は日本一」と豪語するほどの劇場内1階トイレも、全面改修された。

 大阪・関西万博2025の“2億円トイレ”が話題になっているが、公共施設や劇場にとってトイレは大切。 

 宝塚大劇場のショップ&レストランゾーンでは、これまで小規模なトイレが3カ所点在していたが、今回劇場入口近くの1カ所に集約。広く、明るくなり、入口→出口と導線を一方方向にし、回転率をアップ。またオストメイト対応の多機能トイレが整備され、バリアフリー機能を充実させると共に、男性用・女性用ともにベビーチェアやベビーベットも設置された。

 通常、女性用トイレ1分~1分半の利用を目安に作られている。宝塚大劇場は座席数2550席。観劇の多くが女性ということもあり、開演前や芝居とショーの30分の幕間には長蛇の列に。最後尾はスタッフがプラカードを持ち誘導するほど混み合う。

 メインの大劇場内の1階には63ブースあり、今回、水回りや内装が全面改修された。元々宝塚のトイレの回転率はすさまじく、長蛇の列にも関わらず、非常にスムーズ。入口→出口と一方方向で導線がスムーズ。左右に並んだ個室のどこが空いているかが一目でわかる。

 こうした一方方向のトイレは、他の劇場や公共施設などでよく見かける。だが宝塚大劇場のすごいところは、観客の経験とマナーによる回転率。利用者も手前(入口側)と奥(出口側)の両方が空けば、なるべく奥の空いた個室から利用することで、利用者の滞留がほとんどないこと。経験に基づく知恵とマナーで列がどんどん進んでいく。そのため列がどれほど長くても、2幕に間に合わなかったということもない。

 観客がマナーの良さを誇るトイレ。今回のショップ&レストランゾーンのトイレリニューアルし、劇場内と同じような形態になったことで、観客の利便性も増した。

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