アイドルグループ「ドキドキハキミノセイ」の天羽そあさんが、17日に亡くなっていたことが20日にわかった。所属事務所から発表された。国内でも発症が稀な「NUTがん」に罹患していたことも公表された。
天羽さんの所属事務所「シーメジャーワークス」は20日、公式X(旧ツイッター)で文書を公開。「ドキドキハキミノセイのメンバー天羽そあが超希少がんNUTがんに罹患し治療しておりましたが2025年2月17日に永眠しました」と発表した。「病気と闘いながら真剣にアイドル活動と向き合い笑顔を絶やさない姿勢は本当のプロフェッショナルでありました」と故人をたたえた。
国立がん研究センターによると、天羽さんが罹患していたという「NUTがん」は「日本全体でも正確な発症数がわからないほど非常にまれ」ながん。通常の病理診断などでは発見することが難しい場合もあるという。
天羽さんのXでは体調不良でライブ欠席などが続き、24年10月から入院していたことが発表されている。闘病中もメンバーのためにライブで使用できるリボンを作成したり、告知をするなど、精力的にアイドル活動していた。
また事務所の公式Xでは天羽さんの母親のコメントも公開。「大好きなメンバーみんなとまた歌って踊り ファンの皆さんが楽しく幸せになれるLIVEを目指して頑張ろうと辛い治療をしていました」と闘病生活を明かし、「突然変異のがんの進行は早く治療や手術を頑張っておりましたが言葉も発せない程でした」とNUTガンの恐ろしさも伝えた。
最後には「娘からのお願いです」として「皆様も 若いからといって病院を後回しにはしないでください」と訴え、「そあの笑顔を忘れないでください」と記した。