政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)が10日、国会内での定例会見で「おそらく3 月か4月に岸和田市長選挙が行われる。立候補したい考えでいます」と述べ、永野耕平市長(46)の〝出直し選〟となる市長選が行われた場合、立候補する意向を改めて示した。
立花氏は「市長に対する不信任案が決議されての市議会議員選挙。現職の市長ともう一人対抗馬が出ると聞いている。私がまた、岸和田市長選挙に出ることによって、岸和田市の全体の解説をするような形で行こうと思っています」と述べた。
斎藤元彦知事が再選した2024年の兵庫県知事選で、立候補しながらも自身の当選を目指さず、斎藤氏を応援する「2馬力選挙」を行った立花氏は「2馬力とかいろいろ言われてますけれど、その辺法律に抵触しないように。また、特定の候補者に対して僕は応援するということは全くない。今回の岸和田市の報道を見ていると、報道機関がミスリードしている。岸和田市議会が間違った判断をしている」と訴えた。
性的関係をめぐって大阪府内の女性から提訴され、2024年11月に解決金500万円を支払い和解し、岸和田市議会から「説明責任を果たすことはなかった」「混乱を招いた」などとして不信任決議を受けた永野氏は2024年12月24日、議会を解散。2月2日投開票の市議選が行われた後、議会で不信任決議が出され失職した場合、出直し選に臨む考えを示している。
NHK党は、同市議選で1人を公認。立花氏は応援演説から〝参戦〟を予告している。