日本一の漫才師を決める「M-1グランプリ2024」の準決勝が5日、東京・ニューピアホールで行われ、昨年王者の令和ロマンが史上初の2年連続での準決勝を突破。史上初の2連覇への挑戦権をゲットした。史上最多1万330組の漫才師がエントリーした今大会で新たな歴史が刻まれた。
2008年優勝のNON STYLEは翌年に敗者復活から決勝に進出、09年優勝のパンクブーブーも翌年に敗者復活から決勝に進み、ともにファイナル進出を果たしたが連覇には届かなかった。令和ロマンによる厳しい準決勝を突破しての2年連続決勝進出は20回目の大会で史上初。同じく初の連覇、2度目の栄冠への期待が高まる。
髙比良くるまは偉業にも「通過点。それだけですね」と不敵な笑みを浮かべ「負けるわけにはいかないので。全ての子羊漫才師を檻に帰す」と悪役上等とばかりに意気込んだ。昨年は優勝賞金を全て相方に譲ったことで注目を集めた松井ケムリは「昨年は全部あげたんで、今年はそれを取り返しに来ました」と語った。
決勝進出9組は次の通り。
ママタルト(初、16年結成)
令和ロマン(23年に続く2回目)
ジョックロック(初、22年結成)
真空ジェシカ(21年、22年、23年に続く4回目)
エバース(初、16年結成)
トム・ブラウン(18年以来2回目、ラストイヤー)
ダイタク(初、09年結成ラストイヤー)
ヤーレンズ(23年に続く2回目)
バッテリィズ(初、17年結成)
同大会は、プロ・アマ・所属事務所を問わず、2人以上で結成15年以内のコンビが出場可能。決勝と敗者復活戦は22日に開催。決勝を逃した、ワイルドカードのロングコートダディを除いた21組は敗者復活戦に回る。
◆準決勝進出の31組 真空ジェシカ、マユリカ、カベポスター、トム・ブラウン、ヤーレンズ、家族チャーハン、十九人、金魚番長、ナイチンゲールダンス、エバース、ドンデコルテ、シシガシラ、カラタチ、ダイタク、ひつじねいり、令和ロマン、例えば炎、オズワルド、フースーヤ、今夜も星が綺麗、ママタルト、インディアンス、豆鉄砲、男性ブランコ、ダンビラムーチョ、滝音、豪快キャプテン、バッテリィズ、ジョックロック、スタミナパン、ロングコートダディ (ワイルドカード)