兵庫県知事選(17日投開票)で再選を果たした斎藤元彦知事(47)が19日、兵庫県庁で就任会見に臨んだ。
県議会の調査特別委員会(百条委員会)が25日に3回目の証人尋問の実施を決め、斎藤氏に出頭を求めていることについて「当日は、政府主催の全国知事会議が東京で予定されていて(百条委への)出席が難しいという状況に今、なっている」と述べた。
斎藤氏は「すでに秘書課の方から、議会に事前にお伝えをしていたと聞いている。一応、公務の場合には出席が難しいということはひとつの理由として想定されている」と説明した。
政府主催で25日に行われる全国知事会議は、95年の阪神淡路大震災から30年という節目の年を控えていることから「防災庁の設置などをしっかり訴えていくなど、防災対策の重要性をその場で関係閣僚に伝えていきたいと思っている」と、出席の重要性を訴えた。
斎藤氏は「議会側に対しては、25日については秘書課がかねてから伝えていると聞いている。25日の出席は難しい。百条委員会の審議にはしっかりと応じていく。ただ、公務がある場合には、そこは正当な理由として難しいということがある。それを議会側にもお伝えしていく」とした。
さらに「議会側からの判断でどうしてもということがあれば、そこは真摯(しんし)に対応させていただきますし、25日じゃなくても別の機会でしっかりやりたい」と話した。