〝ミスター女子プロレス〟神取忍(60=LLPW-X)の還暦記念興行「神取忍還暦祭り~人生もう1度、これからも真向勝負」が18日、東京・東京ドームシティホールで開催された。レジェンドヒールのダンプ松本は、話題のドラマ「極悪女王」で自身をモチーフとした役柄を演じ、観戦に訪れたお笑い芸人・ゆりやんレトリィバァらと交流。満員の会場を盛り上げた。
薮下めぐみと組み、渡辺智子&キャサリン組と激突したダンプ。竹刀攻撃で会場を沸かせ、最後は自らボディプレスからの体固めで5分44秒、キャサリンから3カウントを奪った。試合後は「神取選手、還暦おめでとうございます。平日なのにこの会場が満杯で素晴らしい」と称賛のマイク。そして「『極悪女王』見たか、オイ。何回も見ろよ」と切り出した。
全日本女子プロレスをモチーフとした「極悪女王」は9月に配信コンテンツサービス・ネットフリックスで配信され、主人公であるダンプ松本役を演じた、ゆりやんレトリィバァら俳優陣の熱演などが注目を集めた。ダンプは「今日はゆりやんが来ています」と言うと、ダンプと同じ黄色い極悪Tシャツ姿で観戦するゆりやんに視線を向けた。
立ち上がっておじぎするなどして応じたゆりやん。一緒に観戦した松永兄弟を演じた斎藤工、クレーン・ユウを演じたマリーマリーえびちゃんに向け、ダンプのマイクが勢いを増す。斎藤に向け「最近付き合い始めた彼氏、斎藤工です。愛しているよ。彼氏です、どんどんSNSに上げてください」と呼びかけると、下ネタで一気に畳みかけた。昭和なら爆笑、令和なら炎上が懸念される内容だったが、会場を大いに沸かせた。ここで自身の入場曲が流れ、退場が促されると「こんな変な話、下ネタで終わりかよ!」と怒った様子を見せた。
マイクを続行したダンプ。気を取り直して、落ち着いた様子から再び斎藤への下ネタを繰り出す技術を見せ、さらに会場を沸かせた。それでも再びゆりやんに向け「メチャクチャ似ていましたよね」と称賛の言葉を。「でももう痩せちゃったのよ」と出演後にゆりやんが減量したことに触れ、自身に向けて「負けずに痩せなくっちゃ」とマイクを着地させた。最後は改めて神取忍と女子プロレスへの声援を来場者に呼びかけ、リングから引き上げた。
この日は芸能界から寺田恵子、嶋大輔、綾小路翔、まちゃまちゃ、ブラザー・コーンらがリングに上がり、代表曲を歌うなどして、神取の還暦イベントを盛り上げていた。