最近、世界中でシンドロームを巻き起こしている、BLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズのコラボレーション楽曲「APT.」が、“スヌン(大学修学能力試験/日本でいうセンター試験)禁止曲”(一度聴くと忘れられず集中できなくなるため、受験の妨害となる曲)に名を連ねた。
一度聴いたら、口ずさまずにはいられない。中毒性のあるメロディーが、その理由だ。これまでに「スヌン禁止曲」として挙げられた楽曲は、少女時代「Gee」、SUPER JUNIOR「Sorry, Sorry」、T-ARA「Bo Peep Bo Peep」、Red Velvet「Dumb Dumb」、MOMOLAND「BBoom BBoom」、OH MY GIRL「Dolphin」などがある。
大学修学能力試験を1カ月後に控えたタイミング(10月18日)でリリースされた「APT.」は、特別なメディア露出もない状態ながら、リリースからわずか5日のうちに、YouTubeでの再生回数が1億回を突破。ネットユーザーは「ブルーノ・マーズが『コンベ(乾杯)』という歌詞を歌うなんて」「チェヨン(ロゼの本名)が、スヌン26日前に毒を盛った」「こんな曲を求めていた」「韓国要素が盛り込まれているのもいいし、曲自体もすごくいい」「ありきたりじゃなくていい」「思ってたのとかなり違った」など、熱い反応を見せている。
「APT.」は現在、世界中の音楽チャートを独走中だ。25日、所属レーベルのThe Black Labelは、ロゼの先行公開シングル「APT.」が、世界最大の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyで、再生回数1億回を突破したことを報告。18日のリリース直後には、韓国のストリーミングサービスであるMelon、genie、Bugs、NAVER VIBEにおいて、リアルタイムチャート、デイリーチャート、「TOP100」の全てで1位を記録、“PAK(パーフェクトオールキル)”を達成した。
本曲は、「チェヨンの好きなランダムゲーム、ゲームスタート!」という歌詞で始まり、続いてブルーノ・マーズとロゼが、「アパート、アパート」というフレーズを繰り返す。
「アパート」は、韓国の飲み会などで行われるゲームのひとつ。飲み会や大学生の合宿など、大人数での集まりで親しまれるゲーム文化が、曲を通して誕生し、世界中から関心を集めている。
そしてIVEのアン・ユジン、Billlie(ビリー)、CRAVITY(クレビティ)、LE SSERAFIMのカズハとキム・チェウォンなど、人気アイドルたちが相次いでチャレンジ動画を投稿。BTSのJ-HOPEが振り付けを真似する動画も大きな話題となっている。
「APT.」は、韓国の女性ソロアーティストとして初めて、アメリカのSpotifyチャートと、グローバルSpotifyトップソングチャートで1位を獲得。この先も、シンドローム級の人気が続く見込みで、さらにどのような記録を打ち立てるのか、期待が高まる。