NewJeansのハニ(20)が9日、韓国のファンコミュニティープラットフォームPhoningで、国政監査に出席する意思を明かしたと10日、複数の韓国メディアが報じた。
記事によるとハニは、同サイトでファンへ「決めた。国会に出ることにした。国政監査に一人で出る」「心配しなくていいよ。自分とメンバー、そしてBunnies(バニーズ:ファン名称)のために出るから」と伝えたという。
そして「マネジャーや会社は(出席する意思を)まだ知らない。たくさん考えたけど、出ることが正解だと思う。うまくやってくる」「この経験を通して、どうなるのかわからないけど、まずは私にとって多くの学びになる経験だと考える。だから(国会に)出たい。NewJeans、Bunniesを守るから」と強調した。
決意表明をした翌日の10日、ハニは再びPhoningを更新。「お母さんが送ってくれたメッセージを、Bunniesと共有したくて」と、その内容を公開した。実母のメッセージには「家族は、ハニのあらゆる決断を全面的に支持する」「ハニがHYBEで起こった出来事を私に話したとき、私は怒り、ショックを受けた。(まるで)ハニの人生で、繰り返されそうな気がした」「こんなことが起きるのを、止めなければならなかった。だから私は、ハニに声をあげるよう促した」「ハニの国会出席は、大きな責任が伴う。 決して軽く考えてなどいない。勇気を出して立ち上がったハニを誇りに思う」「ハニはこの行動を通して、これからもっと良い仕事ができるだろう。ハニの力は、ハニを愛してくれる人たちから生まれる。ほかのものは消え去る」とつづられていた。
これに先立ち、国会環境労働委員会(以下、環労委)は9月30日、ハニとNewJeansの所属事務所アドア(ADOR)代表を兼任している、キム・ジュヨンHYBE(ハイブ)最高人事責任者を、10月25日に開かれる雇用労働部および、経済社会労働委員会 総合国政監査の参考人・証人として2人を採用。環労委はアイドルのいじめと、これに対する対応不十分などに関して、質疑応答を行う予定だと明かしていた。
〝NewJeans嫌がらせ疑惑〟は、9月11日にNewJeansメンバーが行った緊急ライブ配信で提起された。この時、ハニが「HYBE社屋の4階廊下で一人で待っていたら、ほかのアーティストとマネジャーさんが通りすがりにあいさつしてくれた。でも、私の横で堂々と『無視して』とおっしゃた。全部聞こえるし見えるし、どうしてそんな目に遭わなければならないのか理解できないし、バカバカしいと思う」と主張していた。
これについて、5人組ガールズグループILLIT(アイリット)の所属事務所で、HYBE傘下レーベルのBELIFT LAB(ビリーフラボ)は「ILLITの担当マネジャーは、NewJeansメンバーに対して『無視しろ』と発言したことは一度もない」「ILLITメンバーも、NewJeansメンバーにあいさつをせず、通り過ぎたことはない」と反論している。