秋と言えば食欲の秋。美味しい食べ物をたくさん食べてしまい、せっかく夏に痩せたのにリバウンドしてしまったという人もいるだろう。自分では食べていないと思っていてもカロリーを測定してみると、意外と高カロリーを摂取してしまっていたということもある。
ダイエットがうまくいかない人のなかには、ジョギングなどの有酸素運動や筋トレを始めたのに食事はそのままというケースが多い。しかし体重を落とすためには、運動だけでなく食事の見直しも必要なのだ。
しかし「食事の情報をいちいち記録するのは面倒」「食べたもののカロリーなんか分からない」という悩みから、食事管理を諦めてしまう人も多い。そんな人の強い味方となるのが食事管理をしてくれるアプリだ。
食事管理アプリがどれくらい便利なのか、実際に筆者が使って確認してみた。使ったのは、ライフログテクノロジー株式会社から提供されている「カロミル」だ。
カロミルはユーザー数400万人を突破したアプリで、写真を撮るだけで食事内容をAIが解析し、自動で栄養素を計算してくれる。たんぱく質や糖質、脂質などの主要な栄養素を含め、全部で29種類の栄養素を全て無料で表示してくれる。
使い方はとても簡単。まずアプリをダウンロードして起動する。ニックネームや生年月日、身長・体重などの基本情報を入力したら使用開始だ。目標体重を設定し、いつまでに達成したいかの期日も決める。普段の運動強度を選べば、一日の摂取カロリーの目安が表示される。
朝・昼・晩の食事のたびに、写真撮影もしくはバーコードの情報から、摂取した栄養素の情報が記録されていく。万が一情報が上手く表示されない場合は、自分で手入力することもできる。頻繁に利用するメニューがあれば「Myメニュー」に登録しておけば写真撮影しなくても呼び出すことができるのも便利だ。
メニューは常にアップデートされるため、最新メーカーの商品や外食のメニューも随時追加されていく。写真だけ撮影しておいて、後からアプリを起動して記録することもできる。撮影で記録できるのは食事だけでなく、体重・血圧なども写真から自動で判定できる。
AIによる3カ月後の体重予測も行われ、さらに食事記録や運動記録の内容から今後のアドバイスもしてくれる。これだけの機能が無料で使えるとは驚きだ。
実際に食事内容を登録するには「食事」メニューを選び、「食事を記録」ボタンを押す。食事の記録方法は「食事を撮影」「商品バーコード」「Myメニュー」「過去の履歴」「検索」から選択する。筆者の朝食はプロテインなので、今回はバーコードを読み取って入力を試みた。
ほんの数秒もしないうちに商品の情報を読み取り、栄養表示までたどりついた。これなら機械操作が苦手な人でも簡単に利用できそうだ。データが蓄積されていけばアドバイスの精度があがっていくことを考えると、これからも楽しく食事内容が記録できる。
食事管理アプリを使用すると、毎日の摂取カロリーが明らかになっていく。限られたカロリーの中で食事をするため、自然と量よりも質にこだわるようになるだろう。食欲の秋を堪能しながら、体重を減らすために食事管理アプリを使用してみてはどうだろうか。