元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が24日に公開したYouTubeチャンネルで、自民党総裁選で石破茂氏が勝てば、「消費税15%」になると予測した。
立憲民主党の代表戦では、野田佳彦氏が当選。立憲では保守寄りで、民主党政権時には、財務相を務めた野田氏の就任は、「財務省からしめしめ」なのだという。野田氏は首相だった2012年に、消費税を5%から10%に引き上げる三党合意を行っている。
それゆえ、高橋氏は「財務省のものすごくいいシナリオは、これで自民党が石破さん。石破さんになったら、もうこれは楽。そうなったら消費税15%確定。さらにその上を狙うという感じになる」と占った。
消費増税の議論については、総裁選の討論会などで、他の候補が「しない」と明言したのに対して、石破氏は「現時点では考えていないが、党税調で議論する」と明確に否定しなかった。
一方で、高市早苗氏が新総裁から新首相になった場合は霞が関のシナリオが「全部ひっくり変える」という高橋氏。「いま、高市さんが伸びてきたというので、霞が関は大警戒している。大警戒どころじゃない。もう省庁大パニック。総理秘書官を出さなきゃいけないのが、対応できていない。ノーマークだったから大変」と話した。