みなさんは「おっさんレンタル」をご存知だろうか。その名の通り、「おっさん」を1時間1000円で借りられるというサービスで、ドラマなどでも取り上げられて話題になったこともある。
そんなおっさんレンタルを利用した際の体験談を描いた、漫画家のいづみみなみさんによる『夏コミにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話』。以前X(旧Twitter)にポストされると、注目を集めたようで2.4万もの「いいね」を獲得している。
そもそもストーカー被害に困っていたいづみさんは、コミケの出店に向けて「ストーカー避けと売り子をしてほしい」という依頼をするために、おっさんレンタルを利用したという。そして、コミケ当日にオペレーターの案内によって選ばれた中年男性がやってきて、いずみさんと友達Sさんの3人でコミケでの販売に挑むのだった…。
同作の読者からは、「まさかの心温まるエピソードで笑った」「売り子として利用するのは盲点」など様々な反響が。そこで作者のいづみさんに、同作について話を聞いた。
―『夏コミにて「おっさんレンタル」で売り子をお願いした話』を描いたきっかけを教えてください。
特殊な理由で変わったことを経験したので、せっかくなので漫画にしようと思いました。
―描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあれば教えてください。
ストーカー被害がかなり深刻な事態だったのですが、あまりそちらにフォーカスせず、おっさんレンタルというサービスの面白さ、楽しさが伝わるようにこだわりました。
―作中に登場したサービス「おっさんレンタル」は同作以外でもドラマなどで扱われることがあり、知っている人は多いですが実際に利用したという人は少ないと思います。改めて振り返り、「おっさんレンタル」を利用した時の感想などをぜひ教えてください。
精神的にも体力的にもとても助かりました！最初はとてもハードルが高いと思うのですが、思い切ってお願いしてみると、とてもいいサービスだと思いますので、ぜひトライしてみてほしいと思います。個人的には、今では本当にいい思い出です。
―読者にメッセージをお願いいたします。
エッセイの他にもいろいろと漫画を描いておりますので、よかったら読んでもらえると嬉しいです！
◇ ◇
ちなみに、2枚目にある「せっかくだから俺はこの『おっさんレンタル』の扉を選ぶぜ」というコメントは、セガサターンのゲームソフト『デスクリムゾン』の主人公「コンバット越前」によるセリフ「せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜ」のオマージュである。
＜いづみみなみさん関連情報＞
▽Ｘ（旧Twitter）
https://www.instagram.com/idumi_minami
▽Pixiv
https://www.pixiv.net/users/26000
▽単行本（Amazon）
