政治ジャーナリストの田崎史郎氏が4日、TBS「ひるおび」に出演。国民民主党が掲げる「年収の壁」の103万円から178万円への引き上げについて「無理なことはたぶん国民民主は分かっている」と話した。
収入が103万円を超えると、住民税や所属税がかかり、大学生など働く若者や妻の手取りが減り、扶養する親ないし夫の手取りも減るなどの問題がある。国民民主は、上限を178万円に引き上げることによって、「手取りを増やす」とアピールして、衆院選で28議席を獲得した。
田崎氏は、司会の恵俊彰から「答え出るんですかね?政治的決着は」と聞かれ「出ますよ、そりゃ。12月中旬になりますけれども、交渉に入っていって、一体どれくらいになるかなんですよ」と話した。
続けて「今が103万円で国民民主が求めているのが178万ですよね。たぶんね、その間で決着するんですよ。昨日、ある議員と話したら『130万かな、140万かな』みたいな感じですよ」と語った。
さらに「178万までいくのは無理なんですよ、これは。無理なことはたぶん国民民主は分かっていて、でも『手取りを増やします』とずっと言ってきて、国民も求めているというので、どれくらいまで増やすかで130万から140万かなって話が出てきてるという段階です」と推察した。