『ソウ』や『死霊館』などで知られるジェームズ・ワン監督(47)が、映画『大アマゾンの半魚人』リメイク版に向けて交渉していることが分かった。1954年のモノクロホラー映画のリメイク版を手掛ける見込みだ。
デッドラインとザ・ハリウッド・リポーターによれば、ワンはプロデューサーを務める方向だが、自らメガホンを取ることについても「交渉の初期段階」にあるという。監督も務めることになれば、ワンの製作会社アトミック・モンスターとブラムハウスの合併後、初の監督作となる。
オリジナル版の『大アマゾンの半魚人』では、古代生物の半魚人とそれを調査しようとする科学者たちとの戦いが描かれていた。リチャード・カールソンが博士、怪物ギルマンの目を引いた女性をジュリー・アダムスが演じ、ジャック・アーノルドが監督を務めた。
80年代からジョン・カーペンターやアイヴァン・ライトマン、ギレルモ・デル・トロらがその怪物を復活させようと試みており、ユニバーサルもまた、2010年代にダーク・ユニバースのモンスター映画の一環としてこのアイデアを検討していた。
ワンのバージョンの『大アマゾンの半魚人』は、オリジナル版に敬意を払いつつも、現実味のある現代的なホラーとして語られるものとみられている。
ユニバーサルとファーストルック契約を結んでいるアトミック・モンスターとブラムハウスは、すでに今年『ナイトスイム』を公開しているほか、来年には『M3GAN ミーガン』続編、その翌年にはスピンオフ作『SOULM8TE』を予定している。