ロックバンドのグリーン・デイが、ワシントンD.C.でのコンサートで「idiot(バカ)」と書かれたドナルド・トランプ元大統領のマスクを掲げた。
米国内でジョー・バイデン大統領の後任を巡り、トランプ氏とカマラ・ハリス副大統領が争う中、同バンドは7月29日にナショナルズ・パークで開催された公演で、北米ツアーをスタートしていた。
『アメリカン・イディオット』の演奏中、ボーカルのビリー・ジョー・アームストロングは「俺はMAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)の政策なんかに加担しない」と歌詞を変更した。
バンドは反トランプとして知られており、昨年はマウイ島の山火事の被災者の救援金を集めるため、トランプ氏の顔写真のTシャツを販売していた。このアイテムは1997年のアルバム『ニムロッド』のジャケットを再現。インスリンを発見したフレデリック・バンティングとチャールズ・ベストの写真の代わりにトランプ氏の写真を使用し、そのしかめっ面を黄色の丸で覆い隠し「nimrod(愚か者)」と表記していた。
また、11月5日の米大統領選挙に注目が集まる中、ミーガン・ザ・スタリオンはハリス氏の選挙集会に参加。「黒人女性初の大統領誕生という歴史を作ろう」と宣言していたところだった。7月30日、アトランタのジョージア州立コンボケーション・センターで開催された集会で、ミーガンは自身の楽曲のマッシュアップを披露。
「今回出席した女性たちが自分の体を愛しているのはわかっている。自分の身体を愛し続けたいなら誰に投票すればいいかわかるはず」と話し、堕胎法によって女性を管理している米国のいくつかの州を批判していた。
イベントではミーガンの他にも、元ミーゴスのクエヴォがスピーチをし、ホワイトハウスの銃暴力防止室とハリス氏の銃暴力への取り組みについて語っていた。2022年、クエヴォの甥で同グループのメンバーのテイクオフが銃撃を受け帰らぬ人となっている。