米名司会者が死去、78歳 トランプ前大統領も追悼「本当に素晴らしいジャーナリスト」

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 元司会者ルー・ドブス氏
 元司会者ルー・ドブス氏

 フォックス・ビジネスやCNN『ルー・ドブス・トゥナイト』の元司会者ルー・ドブス氏が死去した。78歳だった。18日、保守派のご意見番として知られるドブス氏の訃報が同氏のXアカウントで明かされた。

 同投稿にはこう書かれている。「『偉大なるルー・ドブス』の逝去を発表することは、辛い心境です」「ルーは最後までファイターでした。彼にとって最も重要なこと、神、家族、そして国のために戦ったのです」「ルーのレガシーは愛国者、偉大なアメリカ人として永遠に生き続けるだろう」「ルーの素晴らしい妻、子供たち、孫たちのためにお祈りください」

 米共和党の大統領候補であるトランプ前大統領の支持者として知られるドブス氏の訃報に際し、トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を通じて「偉大なるルー・ドブスが亡くなった。友人であり、本当に素晴らしいジャーナリストであり、記者であり、才能のある人だった。彼は世界と 『起こっていること』を誰よりも理解していた」と悼んだ。

 2003年から2009年まで同CNN番組の司会を務めたドブス氏は、2011年にフォックス・ビジネスで新番組を始めたものの、同氏や他のコメンテーターによる番組内の発言を受け、同局は投票機メーカーのスマートマティック社から名誉毀損訴訟を起こされたため、2021年に番組は打ち切られた。

 またドブス氏は、ドミニオン・ヴォーティング・システムズの訴訟にも名を連ねており、昨年フォックス・ニュースは7億8750万ドル(約1180億円)で和解していた。

 1945年にテキサス州で生まれ、ハーバード大学を卒業したドブス氏は、1970年にアリゾナ州のラジオ局KBLUの警察消防レポーターとして報道のキャリアを開始し、1980年のCNN開局と同時に入社、2009年まで同局の要職を歴任した。同氏はバラク・オバマ氏の米大統領政権時代に「バーセリズム」(62歳の前大統領は米国生まれではないという誤った主張)を推進したことでも知られている。

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