今の環境を変えたいから転職したのに、悪化してしまった…。そういった事態を防ぐためにも、経験者の話を知っておけば対策がしやすいかも。そこでキャリアバイブルが「転職の経験がある」と回答した全国の男女576人に「前職よりも環境が悪くなってしまった経験」についてアンケートを実施した。
まずは「転職したことで、前職よりも状況が悪くなった経験はあるか」を聞いてみたところ、49.3%とほぼ半数が「ある」と回答した。何が悪くなったのか質問すると「労働環境」が38.7%でもっとも多い結果に。さらに「人間関係」も29.6%と低くない数字となった。
具体的な理由も伺うと労働環境については「労働時間が長くなり給料が変わらなかった」「従業員不足や給与の未払い」など。人間関係を挙げた人からは「家族経営の会社でワンマン経営がひどく最低」「上司の人格が悪かった」など、入ってみて初めて気づくことに失望していた。前職より悪化してしまった原因について質問すると、「業界研究をしっかりしなかったから」「面接時の確認不足」など、リサーチや面接時の確認が不十分だったことが多かった。
最後に「前職よりも状況が悪くなってしまったことで再び転職しようと思ったことはあるか」と質問すると、8割以上(80.6%)が「ある」と回答。「その経験を踏まえて転職することで、より良い環境に身を置けるから」「無理に続ける必要はないと思った」など、経験を生かして次に進みたいと思う人が多いようだ。
◆参考元 キャリアバイブル(https://nexer.co.jp/career-bible/45709/)