リングアナウンサーのオッキー沖田さん(50)が11日、プロレスリングZERO1を退団した。2005年に死去した団体創設者の故・橋本真也さんの命日にあたり決断。頚髄損傷でリハビリ中の大谷晋二郎からは「もう、橋本さんも怒らないと思うよ」とねぎらわれたという。
沖田さんは1994年に全日本女子でリングアナデビュー。アルシオンを経て、2001年にZERO-ONEに参加。昨年の「火祭り」をもってリングアナを卒業したが、他団体の興行にスポット参加。大谷への支援活動にも積極的で、各プロレス会場で募金箱を抱え支援を呼びかけていた。
今後は栃木・作新学院大学院で勉学に取り組みながら、プロレス界との接点は持ち続けるという。「人生の半数以上お世話になったプロレス界に、少しでも恩返ししていけたらと思います」などと談話を寄せた。
なお、大谷晋二郎募金は今年6月、団体ホームページで収支報告が行われている。22年4月28日に立ち上げが発表され、22年11月20日に第1回目報告以降、18カ月分(22年11月20日~24年4月30日)を公表。募金総額23,987,268円(会場等募金箱・サイト募金・お振込み・お見舞金)、募金からの支出12,333,892円(入院治療費・再生治療費・リハビリ費・介護ケア費)としている。
【オッキー沖田さん発表全文】
拝啓
猛暑の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます
この度私事で大変申し訳ございませんが
本日2024年7月11日創始者・破壊王 橋本真也選手の命日である今日に
プロレスリングZERO1を卒業させていただくこととなりました
昨年の火祭りでのリングアナ卒業後も社内取締役として活動させていただいておりました。
24年間お勤めさせて頂いた団体を去るのは苦渋の決断ではありましたが
若手選手の台頭を目にし頼もしく感じ決意いたしました
大谷晋二郎選手にも報告し「もう橋本さんも怒らないと思うよ」と言っていただき
橋本さんにもご報告に行かせて頂きました
今後ですが、現在、栃木県の『作新学院大学院』にて大学院生をさせていただいております
学生の本分である学業に励みながら
人生の半数以上お世話になったプロレス界に少しでも恩返ししていけたらと思います
また、リハビリ中の大谷選手のサポートも引き続きさせていただきます
皆様今後ともどうか
『プロレスリングZERO1』また『栃木プロレス』を
応援の程宜しくお願い申し上げます 敬具
リングアナウンサー オッキー沖田(沖田 佳也)