スターダムのビッグマッチ「STARDOM THE CONVERSION」が22日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われ、岩谷麻優の半生をモチーフとした公開中の映画「家出レスラー」(ヨリコジュン監督)の世界がリングを彩った。
岩谷は、劇中で演じた流香の姿の向後桃と組み、岩谷マユのコスチューム姿の平井杏奈をセコンドに、劇中で演じた羅月姿の朱里&壮麗亜美組と激突。岩谷が2013年から翌年にかけて松本浩代、脇澤美穂と活動したユニット「たわしーず」時代に使用された凶器(巨大タワシ、ゴムチューブ)が登場し、平井からの援護を受け、連係技も披露した。朱里の毒霧を浴び、試合は時間切れドローに終わったが、華やかで明るい試合を大会場で実現させた。
平井は「セコンド、乱入もさせてもらいました。スターダムが大好きになったので光栄です。『家出レスラー』に関わってくれた全ての人に感謝です」と声を弾ませた。毒霧を浴び痛々しい姿の岩谷は「岩谷マユ役は平井杏奈ちゃんで良かった。プロレスを、スターダムを愛してくれてありがとう。本格的にデビューするかもしれないね」と声をかけた。朱里は「この試合ができてうれしいです。素敵な映画になっています」と語り、「杏奈ちゃんがセコンドにいて、岩谷麻優とどっちだろうと思いました」と振り返っていた。