ザ・スクリプトのボーカル、ダニエル・オドナヒュー(43)は、歌手のトム・ジョーンズ(84)とお酒を飲んだ後、心臓の病気になり入院したという。ダニエルはオーディション番組『ザ・ヴォイス』の審査員仲間のトムと一緒に飲みに出かけた際、トムのペースについて行くのに必死だったと振り返っている。
ダニエルはBBCラジオ・ウェールズにこう語った。「『ザ・ヴォイス 』に出演した後のことだけど、マンチェスターのローリー(ホテル)にいて、その晩飲みに行ったんだ。トムはエルヴィス(プレスリー)やラット・パックの話を色々してくれて、シャンパンの残りがある程度になると、もう1本もらおうと指を鳴らしていた」「シャンパンが飲み終わるまで席を立ってはいけないと言うんだ。終わりがなかったよ」「12時から朝の6時まで、6時間くらいそこにいたんじゃないかな」「『このカチャカチャした音は何だろう?』と思っていたのを覚えている。朝食の準備をしていたんだろうね」
ようやく就寝したものの、目を覚ますと「心臓が妙なリズムを打っていた」と何かおかしいことに気づいたダニエルは病院に行ったところ、「6時間シャンパンだけを飲み続けた」ため、心拍数が不規則になったり、異常に速くなるという心房細動と診断されたという。
その後ダニエルは、2012年と2013年の2シーズンにわたって審査員を務めていた同番組の撮影を「1日か2日」休むことになったそうで、「僕のせいだ。もっと早い段階で飲むのをやめるべきだった」と続けた。
一方、ダニエルはトムを「凄い人」と称賛、「年寄り扱いするつもりはないけど、彼は僕の父と同じ世代の人間だ。でも、気骨があって、炭鉱育ちで、歌が大好きで、お酒が大好きな男なんだ」「彼はなんとも素晴らしいキャリアを持っているよ」「ウェールズの人は皆そうだけど、とても実直だ。トムがどれだけ偉大で、どれだけ伝説的な人物であるかを忘れてしまいがちだけど、彼自身がそう感じさせてくれる。彼との時間は本当に、本当に楽しかったよ」と明かした。