国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(57)が14日、国会内での定例会見で、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に小池百合子都知事(71)が3選を目指し立候補を表明したことに触れ「今回の小池さん見て、ジャイアント馬場を思い出したね」と述べた。
榛葉氏は「ジャイアント馬場って王道だから。ゴングがカーンと鳴ると、スッとリングの真ん中にいくんですよ。先に動かない。相手選手は、ジャイアント馬場の周りをウロウロウロウロする」と、告示日8日前に出馬表明した小池氏を、プロレスラー・ジャイアント馬場さんのマットさばきに例えた。
初代タイガーマスクが設立したリアルジャパンプロレス(現・ストロングスタイルプロレス)のコミッショナーを務め、後楽園ホール大会でレスラーから襲われた経験もある榛葉氏は「見ている人からすると、馬場の方が格上なんだ、強いんだって思っちゃうんだよね。今回の一連を見てね。小池百合子はジャイアント馬場。七夕の日には、2メートル9センチくらいにはなっているかもしれないよ」と存在感を指摘した。
榛葉氏は、国民民主党の都知事選への対応について「我々の最大の支援団体である連合、傘下の連合東京とも歩調を合わせて、まず都連の皆さんが判断して、我々も来週中には態度を決定していきたい」と説明。7日の会見で、都知事選に出馬する蓮舫参院議員(56)について「ご一緒できない」と支援を否定しており「連合さんもそうですが、共産党と相容れないというのは国家としても党の基本方針でもありますが、極めて重要」と、改めて立ち位置を強調した。
連合東京は、都知事選で小池氏を支持する方針を固めている。