白色を基調にしたボディが、風を切り裂くように疾走した。日本の人材派遣会社アスパークは12日、同社が開発した新型ハイパー電気自動車(EV)「アスパーク・アウルSP600」がドイツ北西部パーペンブルクにある試験施設で時速438.73kmを記録したと発表。世界最速記録に到達したことになる。
業界誌トップスピードが発表した世界EV速度ランキング(3月)では、クロアチアのメーカー、リマックの「ネヴェーラ」が時速415kmで首位に立っていた。
アスパーク(Aspark)は2005年に大阪で設立され、元々はエンジニアリングの人材派遣サービスや就活アプリなどをベースにしていた。現在は技術開発・研究開発のアウトソーシング事業にも力を入れており、電気自動車の自社開発も手掛けている。