お茶、コロナウイルス活動を抑制する? 口腔内で強い効果判明 “お茶単独”での結果かはまだ不明と米研究チーム

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 1杯のお茶で、口の中の新型コロナウイルスの活動を抑制することができるという研究結果が出た。このほど、米国の研究で5種類の茶葉を熱湯で15分間抽出し、2つの濃度で口腔内のウイルスへの影響を測る実験が行われた。

 結果としては、濃い濃度ではすべてのお茶が10秒以内にウイルスの活動を抑えたことが判明。一般の紅茶では99.9%、一方緑茶、ミント、ラズベリー、ユーカリのお茶では少なくとも96%、コロナウイルスの活動を抑制することがわかった。

 しかし、研究チームは、口腔内のウイルスの抑制がワクチンの代わりになるわけではないと注意を喚起している。

 ウイルス専門家のマラク・エッセイリ氏は「現段階では、得られた結果が『お茶の単独での処置』とは言えません。このウイルスは鼻の中でも複製されますし、陽性の結果が出た頃には肺まですでに届いている可能性があります」「しかしお茶は、患者やその家族がルーティンとして続けることで追加の予防策となる可能性があります」

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