米司法省は8日(日本時間9日)、銀行詐欺などの容疑で連邦地裁から訴追された米ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平容疑者が罪を認めることに同意し、検察との司法取引が成立したことを発表した。14日にロサンゼルスの裁判所に出廷し、罪状認否を行う。
発表された資料では、新たに水原容疑者が大谷からお金をだまし取った手口が明かされた。23年9月に水原容疑者は大谷選手に歯の治療費として6万ドル(約930万円)の支払いに同意してもらい、小切手を受け取った。しかし、水原容疑者はそれを自身の口座に預金し、個人的に使用。歯の治療費は大谷のデビットカードで支払ったという。
SNSでは年明けから「一平さん、前歯変えた?」との声が出ており、その後も「一平ちゃんの歯変わったの気になる」、「そういえば前歯が完全に変わっていた。前歯を全てインプラントにしたのではないか?」と変化を指摘する声も出ていた。
また、今回の報道で米国の歯の治療費に「歯をすべてダイヤ製にするレベル」、「歯の治療費で大谷に900万出させるってどんな歯やねん!」と驚く声も上がった。
同容疑者は銀行詐欺のほか、虚偽の納税申告書を提出した容疑でも有罪を認めた。410万ドル(約6億3500万円)の申告漏れ所得があったという。両罪での最高刑は懲役33年と罰金125万ドル(約2億円)となるが、この司法取引により、検察は減刑を勧告する見込み。
水原容疑者は大谷に対して被害額の1700万ドル(約26億円)全額を賠償する義務を負うほか、約115万ドル(約1億7000万円)の追徴課税を支払う必要がある。
「ジ・アスレチック」など米メディアによると、また、この有罪判決により、米国からは国外追放され、日本へ強制送還となる見込みだという。