夏は暑さで食欲がなくなり痩せやすいと思われがちだが、実際は体重管理が難しくなる季節でもあるという。英インディペンデント・ファーマシーのドナルド・グラント医師が、見落とされがちな夏特有の習慣を解説した。
グラント医師は「夏は痩せやすいと思われがちですが、実は1年で最も継続が難しい時期のひとつです。生活リズムが変わり、暑さそのものが食欲や睡眠、やる気に影響します」と指摘する。
代表例のひとつが「9月から再開すればいい」という発想だ。休暇で健康習慣が後回しになりがちだが、この状態が続くと成果が失われかねない。食事時間を一定に保つなど、最低限の枠組みを維持することが重要だという。
暑さを理由に運動をやめる人も多いが、時間帯を朝にずらす、ランニングを水泳に置き換えるなど、強度を下げてでも体を動かし続けることが望ましい。アイスなどの冷たいお菓子も無意識に食べる回数が増えやすいため、量や頻度を意識することが大切だ。
旅行や外食が増える夏は食事内容を把握しにくくなるが、罪悪感を持たず、たんぱく質や野菜を優先し、水分補給や量に気を配ることで影響を抑えられる。子どものいる家庭では夏休みで生活リズムが崩れやすいが、完璧を目指すより、毎日同じ時間に食事や運動を行うなど、いくつかの「軸」を保つことが助けになるという。
グラント医師は、「夏はいつもとは違う課題をもたらす季節です。社交行事を避けるのではなく、こうしたパターンを意識することで、夏を楽しみながら着実に前進できます」と締めくくった。