維新・藤田幹事長「ちょっと残念」 衆院東京15区補選ネット討論会の立民候補のみ欠席に

杉田 康人 杉田 康人
国会内で定例会見に臨むに日本維新の会の藤田文武幹事長
国会内で定例会見に臨むに日本維新の会の藤田文武幹事長

 日本維新の会の藤田文武幹事長(43)が17日、国会内での会見で、16日に衆院東京15区補選(28日投開票)の候補者が参加したネット討論会に立憲民主党の候補が欠席したことに触れ「本命と言われ、最近出回っている世論調査で一番強いんじゃないかと言われている立憲民主党と共産党との連合軍の候補ですから、ちょっと惜しかったな」と述べた。

 東京青年会議所とYouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」が共催し、16日に配信されたネット討論会には、9候補者中8人が参加したが、立憲民主党の候補者は調整がつかないことを理由に欠席した。

 藤田氏は「不思議な話。選挙を通じて、自分たちの考えや国家をどうしていくのかという方針や考え、または政策思想というのを知ってもらうのは重要。そこについて、国民の皆さんに見てもらう機会を逸したのはちょっと残念」と疑問視した。

 記者団から、同党の馬場伸幸代表(59)が16日に行われた同補選の応援演説で、立民の候補者に対して「投票しないで」「もう国会に送っていただかなくて結構です」などと発言したことについても質問が飛んだ。

 藤田氏は「立憲民主党の候補者の街宣は、れいわ(新選組)さん共産党さん横並びで、左派連合みたいな感じでやってはった」と指摘した。

 その上で「自民党支持者とか、無党派の保守層の皆さんがそういう姿を見て、やっぱり頼りになるのは野党第一党の立憲民主党ではなく、共産党にかなり近しい考えを持つ立憲民主党ではなく、王道で勝負する日本維新の会じゃないかという機運をつくれるよう活動したい」と力を込めた。

 衆院東京15区補選には、政治団体・NHKから国民を守る党の福永活也氏(43)、無所属の乙武洋匡氏(48)=国民民主党、都民ファーストの会推薦、参政党の吉川里奈氏(36)、無所属で元衆院議員の秋元司氏(52)、日本維新の会の金沢結衣氏(33)=教育無償化を実現する会推薦、政治団体・つばさの党の根本良輔氏(29)、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)=共産党、社民党支援、政治団体・日本保守党の飯山陽氏(48)、無所属で元参院議員の須藤元気氏(46)が立候補している。

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