ソープオペラの米ベテラン女優、マーラ・アダムスさんが死去した。85歳だった。
米CBSの昼ドラマ『ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス』のディナ・アボット・マーガソン役でエミー賞を受賞したマーラが、25日にロサンゼルスで亡くなったことが、同番組の広報により発表された。エグゼクティブ・プロデューサー兼ヘッドライターのジョシュ・グリフィスは追悼の意を表し、こう語っている。「『 ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス』一同を代表して、マーラのご家族に深い哀悼の意を表します」「マーラとディナは共に忘れられない足跡を残しました、マーラのディナ・メルジェロンとしての素晴らしい演技に感謝し、畏敬の念を抱いています」
マーラは1982年に同ドラマに初出演後、何年にもわたってゲスト出演し、2021年にはデイタイム・エミー賞を受賞した。またマーラ演じるディナが、アルツハイマー病と診断されることに焦点を当てたストーリーが繰り返し描かれたことで退行性疾患に対する認識を高めてくれたとし、アルツハイマー病協会はマーラに感謝の意を表しXにこう投稿している。「マーラが『ヤング・アンド・ザ・レストレス』での役を通して、またスクリーン外では(アルツハイマー病患者とその家族をサポートする団体)『ENDALZ』のセレブリティ・チャンピオンとして、アルツハイマー病への関心を高めてくれたことにとても感謝しています」
マーラはエリア・カザン監督の『草原の輝き』でナタリー・ウッド、ウォーレン・ベイティとともにスクリーンデビューを果たした後、ソープオペラ『ザ・シークレット・ストーム』では悪役ベル・クレメンス役を務めた。また『ハッピー・デイズ』『マトロック』『ザ・ゴールデン・ガールズ』『フーズ・ザ・ボス』など数々のテレビ番組にも出演した。