NY州弁護士・山口真由氏 水原一平容疑者に「ここまで特異な人格とは」大谷には「ここからが本当の独り立ち」

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 山口真由氏
 山口真由氏

 元財務官僚でニューヨーク州弁護士の山口真由氏が15日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、前8・00)に出演。ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪の容疑で米連邦検察に訴追された水原一平容疑者について「ここまで特異な人格とは思わなかった」と非難した。

 番組では、水原容疑者が大谷の口座から違法賭博の胴元に送金した手段や、胴元との生々しいやりとりなどを紹介。これを受け、山口氏は「私は水原さんもある意味、被害者なのかなと初め思ったんですけど、ここまで特異な人格とは思わなかったんですね」と断罪した。

 その根拠として「一切の葛藤がない」と主張。水原容疑者が大谷の口座にアクセスした一連の流れに触れ、「私は、大谷選手の口座に手を付けるまでにものすごい葛藤があったんだろうと思ったら、何の躊躇もなく大谷選手の口座から送金している。大谷選手の損害を埋めるためにのめり込んでいったんだと思ったら、勝った分を大谷選手に戻そうとした気配は一切ないんです。まったくない」と語った。

 さらに「最も犯罪的な方法で、大谷選手の本来のメールアドレスに似たメールアドレスをわざわざ作っている」などとも指摘。「非常に正しくて美しい大谷選手という強い光の下に、これだけ大きな影が潜んでいたんだという気持ち」と思いを述べた。

 一方で、大谷に対する水原容疑者の献身的な行動にも言及。「大谷選手みたいな非常に偉大な存在が、コミュニケーションの面で、自分だけが完全に窓口になっているという面が、水原さんを狂わせていったのかもしれない」と分析した。その上で「ここからが本当に大谷選手の独り立ちではあるので、これからのシーズン、どうやってコーチと監督とコミュニケーションを取り、アメリカの社会の中で本当に溶け込んで、アメリカのスターになっていくのかっていうのが、物語の始まりだなっていう気もします」と期待も口にした。

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