歌手のポール・サイモン(82)は女優の故キャリー・フィッシャーとの結婚に「疲れ果てて」いたという。『スター・ウォーズ』のレイア姫役で人気を博したキャリーと1983年に結婚し、わずか1年足らずで離婚。その後も断続的にデートを続けたが、ショービジネスや名声に対する2人の考え方が全く違っていたことをポールは認めている。
新しいドキュメンタリー映画『イン・レストレス・ドリーム:ザ・ミュージック・オブ・ポール・サイモン』で紹介された古いインタビューで、ポールはこう語っている。「(アート・ガーファンクルとの)再結成ツアーの最中に僕は結婚した。キャリー・フィッシャーとね」「キャリーははるかにもっとショービジネス志向だった。僕はそれに従ったよ。彼女はそういう世界で育ち、慣れ親しんでいたんだ。多くのマスコミやそういうことには慣れていた」「威圧的でも何でもなかった。彼女はそれを操り、自分のために機能させる方法を知っていた。本当にそれが上手だったけど、僕はそうじゃなかった」
ポールはまた、2人の結婚生活がいかに「疲れる」ものだったかを振り返り、特に世間の注目を浴びる結婚生活は「難しい」と認めた。「僕は何を考えていたんだろう?確かに人生について考えていなかった。それを考えることを避けてたんだ」「結婚はとても難しいことだ。集中する必要がある。すべてが一度に起こるわけではないし、すべてがメディアに取り上げられるわけでもない。ミスの上のミスの上に、あらゆるタイプのミスが重なっていくんだ」「僕は感情の起伏のせいで自分を疲弊させる可能性があると気づいたよ」
2人の結婚式でベストマンを務めた『サタデー・ナイト・ライブ』のクリエイター、ローン・マイケルズは、その「めまぐるしい」関係がいかに「複雑」だったかを振り返りこう語っている。「婚約のためにポールがチャーターしたボートでギリシャに行った。僕は3日間船酔いして、手すりにもたれて死を願っていた。それはさておき、本当に楽しい時間を過ごした。ハネムーンではエジプトに行き、ナイル川を遡ったりしてね」「その時期が注目された理由はたくさんあったけど、キャリアの絶頂期にあった2人が関わっていたから常に複雑だった。すべてが旋風のようだった。キャリーは『スター・ウォーズ』のおかげで完全に名声バブルの中にいた」