愛するペットと別れるのはつらいが…。米ニューヨーク州ハンバーグ在住のトニー・カバラロさんは、当局によってペットと引き離された。差し押さえられたペット―それは体長3.65メートル、体重は340キロにも及ぶ巨大ワニだったのだ。
取材に応じたカバラロさんは、ワニの「アルバート」はその巨体にもかかわらず、34年前に飼い始めてから、一度も脅威になったことはなかったと述べた。しかし、州環境保護局は、カバラロさんの飼育許可は失効している上、アルバートを他人と遊ばせたことで危険動物飼育の規則に違反したとして3月中旬にアルバートを保護した。
納得いかないカバラロさんは、当局に対してワニの返還を求めている。米紙ワシントンポストの取材に対し、アルバートを帰宅させるためなら、当局のあらゆる要請にも応じると決意を述べた。