女子プロレス・マリーゴールドの後楽園ホール大会が14日に行われ、ワールド王者・Sareeeは次期挑戦者である高橋奈七永の妹分、石川奈青を圧倒した。10分49秒、変形裏投げからの体固めで3カウントを奪取。セコンドに就いた奈七永に12・13新宿FACE大会で行われる防衛戦では、必殺技の変形裏投げを封印することを宣言し、激高させた。
本来はV2戦が行われる予定だったが、前哨戦で変形裏投げを浴びた奈七永が首を負傷し、新宿大会へと延期になっていた。Sareeeは代理出場の妹分を相手に、えげつないエルボーからのダイビングフットスタンプでフォールを狙ったが、カウント2で不敵な笑みを浮かべて石川の肩を引き上げると、セコンドの奈七永に見せつけるように変形裏投げを決めた。
Sareeeは石川に「オマエ頑張れよ、もっと。出直してこい、帰れ」と言い放つと、七枝に「これがSareeeの戦いだよ。大丈夫か?体調は」と上から目線で言い放った。奈七永から「いつまでも上からモノ言われるの納得いかねぇんだよ。だから12月13日、このベルトは私のモノになる」と返されたが、Sareeeは「一個提案がある。必殺技の裏投げを封印してやるよ。封印してお前にしっかり勝ってやるよ」と、見下ろした。
激高した奈七永から「なめんじゃねぇよ!」とつかみかけられたが、Sareeeは「試合できねえヤツが突っかかってくるんじゃねえ、帰れ」と上から目線を維持。奈七永から「こんなバカにされたの28年のプロレス生活で初めてだよ!裏投げは食らわない。お前は私に絶対に勝てない。現実を見せてやる」と言い放たれたが、改めて「新宿FACE大会は裏投げなしで勝つ」と、必殺技を封印して来年1・3大田区総合体育館大会につなげることを誓っていた。
Sareeeはバックステージでは、石川に「威勢はいいけれど、それだけ。でもこれからに期待したい」と一定の評価を示しつつ、奈七永に対しては「いっつもアイツは暴力的なんですよ。髪の毛をつかんできて。試合できないヤツが突っかかってきて。だったら試合しろよ」とダメ出し。「この真紅のベルトをしっかりと防衛して次につなげたいと思います」と先を見据えていた。