オランダ出身のエクストリームスポーツのアスリート、ヴィム・ホフ(64)が考案した「冷水シャワーセラピー」には、致命的な病気を克服できる可能性があることが分かってきた。このセラピーをすることで、体に抗炎症反応が出るそうで、アルツハイマー型認知症、心臓病、がん、糖尿病などのリスクを下げる効果があるという。
ヴィム・ホフは、寒冷環境に関わる多くの記録を持ち「アイスマン」との異名を持つ。冷水シャワーの他、呼吸法も含め、自然と繋がり、人々の生活を改善するとも言われるヴィム・ホフ・メソッドだが、身体的な利点の確定には、さらなる研究が必要だ。
英ウォーリック大学のオマー・アルマハイニ博士はこう話す。「ヴィム・ホフ・メソッドはストレスや抗炎症反応の分野で素晴らしい利点があるように見えます」「炎症、特に慢性の炎症は心臓病やがん、糖尿病、関節炎、アルツハイマー型認知症、炎症性腸疾患といった重度の合併症を引き起こす可能性があります。だから炎症を減らすことは利点となるわけです」