007シリーズ主演の人気俳優に罰金命令 立ち入り禁止区域への侵入認める 過去に22人が死亡の国立公園

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 ピアース・ブロスナン
 ピアース・ブロスナン

 映画「007」シリーズのジェームズ・ボンド役で知られる俳優のピアース・ブロスナンが、温泉が湧く危険地域近くでハイキングしていたことを認めた。2カ月前には、昨年11月にイエローストーン国立公園の立ち入り禁止区域であるマンモス・テラスへ侵入したことを否定し、無罪を主張していたが、14日にワイオミング州の法廷で有罪を認めたことにより、約1500ドル(約22万円)の罰金を命じられた。罰金は同公園の保護活動を行う非営利団体に回されるという。

 ピアースは、立ち入り禁止の標識を無視した罪にも問われていたが、有罪を申し立てたことにより、取り下げとなった。

 ワイオミング州からモンタナ州とアイダホ州にまたがるイエローストーン国立公園を訪れる人々は、遊歩道やトレイルから外れることを禁止されており、立ち入り禁止区域に入り込んだ罪で有罪となった場合、最長6カ月の懲役と最高5000ドル(約70万円)の罰金を科される可能性がある。

 1800年代以降、イエローストーン国立公園のサーマルエリアでは少なくとも22人が死亡している。

 ピアースは、新作の撮影のため同地に滞在していた際に、同公園を訪れたと考えられている。

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