歌手のマリリン・マンソンに対する性的暴行の訴えが棄却された。今年5月、マリリンの元恋人という匿名の女性が2011年に交際を開始して間もなく性行為を強制されたものの、記憶を抑圧していたことから当初は通報できなかったとして訴訟を起こしていた。
しかしながらTMZによると、担当判事は14日、その女性が記憶が抑圧されていた理由を特定できなかったことから出訴期限を過ぎていたとして同件を棄却したという。
しかし判事は、指摘に対する答えを含めた訴状を20日以内に再提出する権利をその犠牲者とされる女性に与えている。
訴えによると、その女性はマンソンが1996年のハリウッドボウルでのコンサートの後、若いファンの一人を虐待している様子を捉えた動画を見せられたそうで、マンソンが厳重に保管していたという同動画では、そのファンが銃器のようなもので脅され、尿と思わしきものを強制的に飲まさせれる姿が映されていたという。
損害賠償並びに、マンソンの違法行為を認めることを求めている女性はその動画を見て、自らの命の危険を感じたほか、鍵を返すためにマンソンの自宅を訪れた際レイプされ、殺すと脅かされたと主張している。
しかしながら、訴訟が公になった当時、関係者は同動画は棚上げになった企画のために製作された脚本に基づいた短編映画だったと話していた。
今回この匿名女性による訴えは棄却されたものの、マンソンはこのほか、『ゲーム・オブ・スローンズ』で知られるエスメ・ビアンコを含む3人の女性から性的暴行で訴えられている。