70歳の元WWEプロレスラー 認知症患う妻殺害容疑で起訴される 自宅で発砲→立てこもり

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 ビリー・ジャック・ヘインズ
 ビリー・ジャック・ヘインズ

 元WWEレスラーのビリー・ジャック・ヘインズ(70)が妻を殺害した容疑で起訴された。2月8日朝、米オレゴン州ポートランドにあるビリーが妻のジャネット・ビークラフトさんと暮らしていた自宅で発砲があったことから駆け付けた警察は、犯人がまだ中にいると判断し、特別緊急対応チーム(SERT)と危機交渉チームの助けを依頼。最終的に中に入った際、後にジャネットさんのものと判明する女性の遺体を発見したという。

 警察はビリーを容疑者とみて身柄を拘束。事件とは関係ない症状の治療のために病院経由でマルトノマ郡拘置所に連行し、第2級殺人罪と武器を違法に使用した罪で起訴した。

 フォックス12によると、ビリーは長時間立て籠もったものの、最終的に警察に投降したという。近所に住むある人は、ジャネットさんが認知症を患っていたことを同メディアに明かしており、その人は、ビリーが転倒で骨折して入院した際には、ジャネットさんの面倒を自宅でみていたという。

 ビリーは、2月29日に裁判所へ出頭。裁判は4月11日に行われる予定となっている。

 ビリーは1980年代、後にWWEとなるワールド・レスリング・フェデレーション(WWF)で活躍。“マッチョマン”ランディ・サベージやリック・フレアーと対決した。

 96年の引退後は、元プロレスラー数人と共に、レスラーたちを頭部損傷から十分守ることを怠ったとして同プロレス団体を訴えたものの、2019年に棄却されていた。

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