大阪来てなキャンペーン実行委員会とJR西日本は12日、「大阪来てな!TRAIN DAYS」を開催。「湘南色115系車両リバイバル急行『鷲羽』特別運行ミニツアー」として、鉄道ファンから「かぼちゃ列車」の愛称で親しまれている湘南色115系車両を、かつて京都・大阪―宇野(岡山県)間で運行していた急行「鷲羽」に仕立て、神戸―大阪間を特別運行した。
緑とオレンジに彩られた列車がJR大阪駅に到着すると、待ち構えていたあふれんばかりの鉄道ファンがカメラのシャッターを押す。拡声器を持った駅員、警備員が「危ないですから押さないでください」、「黄色い線をはみ出さないでください」と呼びかけていた。警備員は「1000人は超えているんじゃないんですかね」とあまりの人気ぶりに目を見張った。
約3500人の応募者から選ばれた100人中98人が乗車して〝ミニ旅行〟を楽しんだ。大阪府・58歳男性は「モーターの響きが懐かしかった。若い頃はよく乗りました」と感慨深げ。。父と一緒にツアー参加した和歌山県・7歳男子は「YouTubeで電車を見た。楽しかった」と笑顔。大阪府・18歳男性は「駅弁もついて料金は2000円と手頃。マニア心をそそられるいいツアーでした」と満足していた。
湘南色115系車両は現在、兵庫県・姫路市と岡山県方面を結んでいる。