地方に行けば、まだまだ現役で走り続ける古き良き私鉄が数多く存在する。そんなローカル私鉄に乗った際の体験談を描いたイラストが「あるある!」「地元が地方私鉄なんでめっちゃわかります」「暴れる暴れる」と共感を集めている。
旅行のイラストなどを自身のX(旧・ツイッター)にて公開している、ほしさん(@hoiruka_oekaki)。「地方のローカル私鉄が高速で走ると起こること」と題して投稿したイラストが話題だ。
誰しも思い当たる経験があるのではないだろうか。のどかな風景の中を走るローカル私鉄がひとたびスピードをあげると「本当に大丈夫?」と心配になるほど高鳴るモーター音とアトラクションのような揺れ。つり革が右へ左へ暴れ出し、車両と車両の連結部分からもガチャガチャと大きな音が!少々刺激的な車内の様子をポップなタッチで軽快に描いている。
今までに乗った揺れる電車の思い出をもとにイラストで表現したほしさん。直近では多賀大社(滋賀県)に行こうと近江鉄道に乗った際、興味本位で車両の端っこに座ると、なかなか刺激的な揺れがあったという。
ただ、ほしさん自身はローカル私鉄の”アトラクション的揺れ”が「どちらかというと好き」だという。近年の電車は驚くほどの静かさと快適性だが「単調とか静かだと時間が長く感じるので、ある程度刺激がほしいなと」と物足りない様子。「規則的な揺れと音って心地よいと思っていて、気付いたら寝てたりします。ただ座れないとなかなか辛いですが(笑)」と明かした。
投稿は12日時点で1万いいね超え。頭に思い描くローカル線は違えど、その”アトラクション的揺れ”は全国共通なのか「あるある!」「地元が地方私鉄なんでめっちゃわかります」「直線なのに連結面が暴れる暴れる」「車端部が揺れが大きくて楽しい」など共感を呼び、数多くのローカル路線の情報も集まった。特に「電車に乗りたくなった」という反応は嬉しかったといい「旅に出たくなるイラストを描きたいと常々思うので」と反響を喜んだ。
快適な電車旅もいいが、時には少々手荒な”アトラクション的揺れ”も旅行の醍醐味(だいごみ)かもしれない。