銀行員に課せられる厳しいルールがSNS上で大きな注目を集めている。
「銀行に入ると性格が矯正されるんですがその理由の一つはミスへの厳しさがあります。
机の鍵の閉め忘れ→厳罰
机の上にお客さんの名刺放置→厳罰
メアドの誤入力、誤メール→厳罰
PC消し忘れ→厳罰
帰宅時カバンの中に顧客情報→超厳罰
どんなおっちょこちょいでも1年もすれば目付きが変わる。」
とさまざまなルールを紹介したのは現役メガバンク行員のたこすさん(@megabankerblog)
一般社会人であればついついやってしまうケアレスミスも処罰の対象になるというのは顧客の重要な個人情報を扱う金融機関ならではの厳格さだろうか。
今回の投稿に対し、金融機関出身とおぼしきSNSユーザー達からは
「印鑑机上放置も追加でお願いします🤲」
「メガバンの厳罰、自分も身に覚えがありますね。入行当初、同期が金庫の鍵を鞄ごと無くしたんですが連帯責任ということで新入社員全員がカバンの携帯禁止(つまり強制手ぶら通勤)となったことがありました。これが大の大人が考える再発防止策なのかと新人ながら呆れ返ったものです😇」
「これ、銀行に限らず個人情報扱う職種にとっては当たり前のこと。『個人情報を扱うとはどういうことか』をしっかり認識させるため。それを『性格を矯正』と捉える人は申し訳ないがそういう仕事には向いてないと思う.
ただ金融関係の場合、その商品の性質から感覚がおかしくなるか心身を病む人は多い」
「机の鍵閉め忘れて退勤して家にいるのに上司から電話かかってきて
鍵閉めに支店戻ったことある?」
など数々の共感の声や意見が寄せられている。
たこすさんにお話を聞いた。
ーー特に印象に残っているルールは?
たこす:「机の上に何も残していけない」というルールと施錠に関するルールです。当たり前かもしれないですけど施錠忘れは厳罰です。
ーー「厳罰」のは具体的にどんな内容でしょうか?
たこす:身バレするので秘密にさせてください。
ーーこういった厳格なルールが生まれる背景は?
たこす:背景には銀行の減点方式の文化があります。常に失敗が許されず、チャレンジする人よりも失敗しない人の方が高く評価される文化です。
ーー反響へのご感想を。
たこす:銀行外の人からもたくさんコメントをいただいたので驚きました。
◇ ◇
「性格が矯正される」とは言うが、銀行はうっかり屋さんが生き延びるには厳しい業界のようだ。
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