ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーで歌手のハリー・スタイルズ(32)は、長期の休止期間を経て「ペースを落とす方法」を学んだという。2023年7月に「Love on Tour」を終えた後、十分な休息を取ったことで、私生活の大切さを見つめ直したそうだ。
「サンデー・タイムズ・マガジン」の取材に対し、ハリーは当時をこう振り返る。「ツアー終了時に休養を取るなんて、自分にできるか分からなかった。でも、30歳を目前にした僕にとって、それは人生の他の部分に目を向ける適切なタイミングだったんだ」
特にイタリアでの時間は、ハリーに大きな変化をもたらした。「これまでは最短距離で目的地を往復するだけの生活だったけれど、今回は時間をかけてロンドンからローマまで車を走らせ、旅自体を楽しもうと思ったんだ。ローマの街は、僕に『ゆっくりする術』を教えてくれたよ」
現地のカフェでコーヒーをすすり、友人たちと食卓を囲む中で、彼は「今この瞬間に没頭する喜び」を悟ったという。「カフェに座り、『ただコーヒーを飲むためだけに座ったことがあっただろうか』と考えた。食事は単なるエネルギー補給以上のものだと気づかされたんだ」
また、この休暇は家族との絆を深める時間にもなった。「姉(ジェマ)に子供が生まれたんだ。人生の他の時期だったら見逃していたであろう姪の成長に寄り添えたことで、自分がまさにそこにいるべきだと強く感じたよ」
結果として、生活のペースを落としたことはハリーに「大きな力」を与えた。「この仕事から離れた自分自身を好きになれたことは、非常に力強い経験だった。それは疑いなく、今僕が作り出している作品に影響を与えている。純粋な自由の境地から生まれたものだからね」
スマホからインスタグラムを削除して気楽になったというハリー。4年ぶりの新作アルバム「Kiss All the Time. Disco, Occasionally.」は3月6日にリリースされる。