日本維新の会の馬場伸幸代表(58)が30日、国会内の会見で、29日の衆院予算委員会で質問に立った同党の藤田文武幹事長(43)が立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)からのヤジに「ええかげんにせえよ」などと応戦したことに触れた。
馬場氏は「今、お名前が出た立憲民主党の議員さんは非常に態度が悪い。きのうだけではありません。予算委員会でも、あらゆる会議でブツブツつぶやいている。自分が頭に来たら大きな声を出す。再三再四、いろんな方からの注意を受けているにも関わらず。会議に臨む姿勢が非常に悪いと思います」と、米山氏の姿勢をただした。
事情を聴いた馬場氏は「私(馬場氏)の名前を叫んでいた。一度や二度ならず何度も何度も呼び続けていた。まあ、私のことに興味があるんでしょうが…決していいヤジではない。それを言って、大阪弁で厳しい言葉を言われたから『ひどいんじゃないの』ということではなしに、あの方がそういうことを平素からやっていることによって、幹事長の発言につながったと考えている」と藤田氏を擁護。米山氏を批判した。
馬場氏は「やっぱり(新潟県)知事までされた方ですから。もうちょっと真摯(しんし)な態度で国会に臨んでいただくということをお願いしたい」と注文をつける。「立憲民主党の中でもきのうのことは問題視されて、厳重注意なるものがされたと側聞している」と明かした。
藤田氏は29日の衆院予算委で、政策活動費について岸田文雄首相(66)に質問。「使われ方はおそらく2種類。おそらく一種類は陣中見舞い、政治活動で現金をばらまいているんじゃないかという疑惑…」と述べたところで、米山氏からの「馬場さん!」とのヤジに振り返り「馬場さんやってないから。いらんこと言うなよ、ほんま。ええかげんにせえよ。ほんま」と応酬した。
馬場氏は「藤田氏は大阪生まれの大阪育ちですから。エキサイトすると地が出る。余計なことかもしれませんが、きのうの発言は大阪でいうと、あんまり大したレベルの話ではない。言われているようなひどい発言かと言われると…大阪人に聞いていただいたら、100%そうでもない」と説明した。