俳優のラッセル・クロウが、自身の肖像に似せた「偽物」のAI広告に騙されないようファンに呼びかけている。あたかも自分がマルタの不動産会社を宣伝しているかのような動画に出くわしたというラッセル、その広告について「粗悪な」AIを使用し、自分が同社を支持しているような印象を与えていると主張した。
ラッセルはXでこう続けている。「こんな宣伝方法に頼るなんて、このサービス/ビジネスは粗悪で、姑息なものであることは明らかだ。ブロックして、報告、無視。僕はこのサービスを利用したことはないし、こんなでたらめは是認しない」
同ビデオでは、ラッセルに似た人物が不動産会社の新しいアプリについて、「皆さん、特にマルタ在住の方や、あるいはこの美しい島への移住を考えている方に、素晴らしいニュースをお伝えできることに興奮しています」「私は最近、家探しの経験が本当に円滑で楽しいものにしてくれる素晴らしいツールを発見しました」と語りかけている。
ラッセルは『グラディエーター』の撮影など、長年にわたって何度もマルタで仕事をしており、同国と強い絆がある。
マルタのタイムズ紙によると、ラッセルは昨年、「市民権について話し合ったことがある。ここでは親戚のおじさんのような気分だ。マルタについて肯定的に話す唯一の理由は、マルタは素晴らしい場所だからだ」と語っていた。
また最近、4月に60歳を迎えた後は、同映画の監督で長年の友人であるリドリー・スコットのように公の場から引退することを考えているとチェコ共和国のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で明かしていた。