米人気女優 ドラマ出演者の背中触ったスタッフを解雇 自身の苦い経験から決断 

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 サラ・ミシェル・ゲラー
 サラ・ミシェル・ゲラー

 女優サラ・ミシェル・ゲラー(45)が、米テレビドラマ『ウルフ・パック』のスタッフを、出演者の背中をさすったことを理由に解雇したという。サラは自身が主演を務める同番組でエグゼクティブ・プロデューサーも務めており、『バフィー?恋する十字架?』での自身のネガティブな経験から、若い共演者たちが職場で安全に過ごせるように解雇を決断したとしている。

 ザ・ハリウッド・レポーターによると、サラはパラマウント+の番組の若いスターたちに「どんな心配事にも慎重に対処する約束」とともに自分の電話番号を渡したという。そして、あるスタッフが無名のキャストに対して背中をさすったことで「不快」な気分にさせたことが分かると「(そのスタッフが)いなくなった」ことをすぐに確認したというサラ、「俳優たちのためのインフラ、セーフティネットを構築できたと願っている。私の世代にはそれはなかった」と語った。

 またサラは、プロデューサーである自分を差し置いて、裏方の仕事を持たない男性共演者にスタッフが味方をすることへの不満や、新しいプロセスを推進するために自分の立場を貫いたプライドについても語っている。「先日仕事場で、私の承認が必要なあるものを送ることを忘れていたのに、プロデューサーではない男性俳優に送ることは覚えていた、という問題があった。『ああ、古いプロセスだから、すみません』と彼らは言ったので、よしそれなら新しいプロセスを作ろうと思った」「昔の私なら引き下がったかもしれない。でも、この仕事を長く続けていると、この地位に立つ権利があるのよ。これ以上、言い訳はしないけれど」

 また、1997年から2003年まで放送された『バフィー ?恋する十字架?』でタイトルロールを演じたサラは、同ドラマの撮影現場でショーランナーのジョス・ウェドン監督から虐待や悪意のある行為があったと主張されているにもかかわらず、「極めて悪意のある男性陣」のことを一度言及した以外は、一部の共演者たちによる疑惑についてほとんど語らず、全容は決して話さないだろうとしている。「私はそのことについて話すのが簡単な、良い立場になったわ」「(でも)全部は語らない。というのも、そこから何かを得ることができないから。言いたいことは全部言ったわ。でも誰も勝てないのよ」

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