BTS Vを広告モデルに起用 韓国企業が加盟店に広告費の一部負担を要求で物議

椎 美雪 椎 美雪
COMPOSE COFFEEは12月基準で約2400店舗あるという(出典:COMPOSE COFFEE Instagram)
COMPOSE COFFEEは12月基準で約2400店舗あるという(出典:COMPOSE COFFEE Instagram)

 韓国のコーヒーフランチャイズ企業である「コンポーズ・コーヒー(COMPOSE COFFEE)」は20日、BTSのV(ブイ)とモデル契約を締結したことを発表した。

 同社によると、Vが登場する新たな広告は2024年1月よりテレビをはじめ、ユーチューブ、加盟店などで屋外広告が掲示されるという。Vは12月11日に入隊しているため、それまでに全ての撮影を終えたようだ。

 ファンにとってはうれしいニュースなのだが、店舗サイドでは広告費用をめぐり論争が巻き起こっている。

 コンポーズ・コーヒー本社が加盟店の店主に、広告費用の一部を負担するよう命じたからだ。

 話によるとVの広告出稿の予想費用は60億ウォン(約6億5600万円)とされ、その中の20億ウォン(約2億1800万円)を加盟店が頭割りで負担し、40億ウォン(約4億3700万円)を本社が負担する。これにより加盟店は、1店舗につき月額72000ウォン(約7872円)、1年で86万ウォン(約94027円)を支払わなければならない。また窓に貼る広告ステッカーはオプションとなり、20万~30万ウォン程度だそうだ。

 韓国メディアインサイトによると、店主たちの間で「モデル選びも反対してたのに、広告料まで出せだなんて」「追加費用を入れると100万ウォン。2倍以上稼がないと払えないレベル」「どうして広告費用を加盟店が負担しなければいけないのか」という不満が出ている一方で、「Vがモデルに選ばれてうれしい」「Vが広告モデルなら、(負担費用が)月に8万ウォンでも大丈夫な気がする」「ARMY(ファン名称)たちがたくさん来店してくれそう」「ホルダーやグッズなども出してほしい」という好意的な意見もあり、さまざまな反応を見せている。

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