女優マーゴット・ロビー(33)は、映画『オッペンハイマー』のプロデューサーから、主演作『バービー』(グレタ・ガーウィグ監督)の公開日程を動かすよう頼まれていたことを明かした。しかし、マーゴットは拒否したため、『バービー』は7月にキリアン・マーフィ主演の『オッペンハイマー』と同日公開された。
キリアンと共に出演したバラエティの『アクターズ・オン・アクターズ』で、マーゴットは振り返った。「あなたのプロデューサーの1人、チャック・ローヴェンが私に電話してきたの。私達は他の作品で一緒に仕事をしたことがあったから」「そして彼は『君達は日程を動かすべきだと思う』って感じだったのよ」
「私は、『私達の日程は動かさないわ。私達と対抗するのを恐れているのなら、あなた方が日程を動かすべき』って言ったの」「そしたら彼は、『僕らは日程を動かさないよ。ただ、君達のために、動かした方がいいと思ってね』って。そして私は『私達は動かさないわ!』って」
両者とも譲らなかった結果、正反対と考えられている2つの映画を見に行く人々により映画館は大盛況となり、その現象は「バーベンハイマー」と呼ばれるまでになった。
『バービー』はワーナー・ブラザース史上最高となる14億ドル(約2000億円)の世界興行収入を記録。『オッペンハイマー』も世界興行収入9億5000万ドル(約1380億円)で、史上最も成功した伝記映画となった。
マーゴットは、両映画の成功を喜んでいるとして、「完璧な2本立てね。明らかに世界はそれに同意したわ。本当に良かった。人々が『まず「オッペンハイマー」を見て、それから「バービー」』って感じだったことがね」
「 私は『言ったでしょ?みんな何でも好きなのよ』ってね。人々は奇妙だわ。でも彼らは、監督達に本当にわくわくさせられたんだと思う」「人々はクリストファー・ノーラン(監督)の次の映画を観たかったし、グレタ・ガーウィグ(監督)の次の映画もね。それを同時に見られるなんてエキサイティングよね」と続けた。