教皇レオ14世は、AIチャットボットを「恋人」代わりとして利用する動きが広がるなか、男性たちに向け「AIに情緒的な依存をしないように」と強く呼びかけた。世界広報の日のメッセージで、現代は「相手が人間かボットか見分けがつきにくくなっている」と述べ、AI全盛の時代だからこそ人間同士のつながりを守る必要があると訴えた。
教皇はまず、「顔や声は神聖なものです。デジタル技術は、人間文明の根本を大きく変えてしまう可能性があります」と指摘し、AIが人の代わりになれば「関係や友情は成立し得ない」と警告した。
特に恋愛や親密さを模倣するAIチャットボットについて危険性を強調し、こう続ける。「チャットボットは過度に『愛情深く』、いつでも利用できるため、私たちの感情のあり方を内側から形作り、親密な領域に入り込む恐れがあります。関係を求める人間の必要性を利用する技術は、個人の人生を痛みで満たすだけでなく、社会・文化・政治の構造自体にも損害を与える可能性があります」
さらに、AIを人間関係の代替として使うことで「自分自身の願望だけが反射される鏡の世界」に閉じ込められると指摘し、「AIが私たちの思考をカタログ化し、すべてが『自分の像』になってしまう」と危機感を示した。