訪問介護士を描いたイラストがSNS上で大きな注目を浴びている。
「太陽みたいな、訪問介護士さん」と件のイラストを投稿したのは"絵を描く看護師"として活動するｿﾌｧちゃんさん（@sui_gb20）。
スーツ姿の息子が疲れ切って床にへたりこんでいる傍で、年老いたお母さんがお米を一生懸命に炊こうとしている。しかしキッチンは長らく掃除できていないのか、食べ終わりの食器が散乱しておりハエも飛んでいるようだ。そんな陰鬱なシーンにさっそうと登場したのは、お手伝いの訪問介護士さん。
まさに太陽…涙がでそうなｿﾌｧちゃんさんのイラストに、SNSユーザー達からは
「訪問介護士さんが来てくれるだけで救われる命がありますね。本当にありがたいです。」
「訪問看護さん、ヘルパーさん。
利用させてもらってます。
ほんとに太陽です！神です！
おかげで心の安定保たれてます！」
「訪問介護士やってます。
私もこんなふうに思ってもらえる様、がんばります！」
「ヘルパーはご家族と違って、ほんの少しの時間お手伝いさせてもらうだけですが、この方みたいに、行き詰まった空気を少しでも軽く出来るヘルパーになりたいです☺」
など数々の感動のコメントが集まっている。
ｿﾌｧちゃんさんにお話を聞いた。
ーーこのイラストを描くきっかけは何だったのでしょうか。
ｿﾌｧちゃん：私がとても訪問介護士さんにお世話になったので、その時の気持ちを思い出しながら描きました。
ーーイラストのストーリーを詳しくお聞かせください。
ｿﾌｧちゃん：どの絵もキャラクターや設定を細かく決めてから描きます。
何回片付けても散らかしてしまうこの利用者さんには認知症、骨折歴と心疾患があります。ヘルパーさんは週2回で、掃除と内服介助、頼まれた買い物のみ。デイサービスを週4回担当。
キーパーソンは45歳の次男です。介護離職で一度辞めて、今は就職活動中。近所に住んでいてお母さんの様子をほぼ毎日見に来ています。利用者さんの通院の付き添いなどもあり、結構疲れてる設定です。
この日は就職活動の面接後に、一度様子を見に来たら米が飛び散ってて虚無になってるところにヘルパーさんが参上する…このイラストはそんな設定で描きました。
ーーこれまでのこの投稿に対する反応や反響に対する感想をお聞かせください。
ｿﾌｧちゃん：訪問介護士という職業に関心を持っていただけたようで何よりです。介護保険制度は利用者さん以上に、ケアラーのためにあると思うので、この絵をきっかけに色々な制度にも関心を持っていただけましたらと思います。
◇ ◇
12月1日に発売される月刊誌「母の友」にてｿﾌｧちゃんさんの漫画が掲載される予定。「母の友」は全国の書店にて取り寄せ可能。定期購読以外にもAmazonや楽天ブックスなどのオンラインショップでも購入可能だ。ご興味ある方は是非チェックしていただきたい。
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