JR三鷹駅付近にある三鷹跨線人道橋(通称:跨線橋)が解体・撤去される。
今、SNS上ではそんな跨線橋を惜しむ声が大きな注目を集めている。
「もうすぐ解体されてしまう三鷹にある
太宰治がよく通った築94年の跨線橋」
と投稿したのは建築ファンのマンホール男さん(@DP5Wk9SP5N6Jjr8)。
跨線橋は1929年、三鷹車両センターの前身である三鷹電車庫が出来た際にかけられた全長約93メートルの陸橋。見晴らしがよく、天気のいい日には富士山ものぞめることから、近所に住んでいた太宰治も気に入ってよく訪れていた。
多くの人に愛されたランドマークの喪失に、SNSユーザー達からは
「保存して欲しいなーと思っていましたが、もうすでに部分部分で壊れ始めてるんですよね…。」
「ここはよく渡ったな
関前から上連雀に行くのはここだったのに。
三鷹側には地下道・ガードがあるが、武蔵境側は踏切がずっとないのよね。電車区があるから。
なんか残念。」
「“ブリッジの上ったり降りたりは、自分にはむしろ、ずいぶん垢抜けのした遊戯で、それは鉄道のサーヴィスの中でも、最も気のきいたサーヴィスの一つだと思っていたのです” 「人間失格」」
など数々の惜しむ声が寄せられている。
マンホール男さんにお話を聞いた。
ーー今回足を運ばれた経緯をお聞かせください。
昔、東西線沿線に住んでおりこの橋はよく電車内から見ていました。とても寂しく、撤去される前に早く見に行かねばと思いました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
マンホール男:まさかここまで反響をいただけるとは!と驚いてます。多くの人に思い入れがある、愛された橋なんだなと実感しました。
◇ ◇
跨線橋の解体・撤去工事が、12月頃始まるようだ。思い入れのある方はぜひお早めに足を運んでいただきたい。
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