映画のモデルになった伝説の元ギャング、自宅で死去 頭部に銃傷 ロンドンの暗黒街とつながり

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デイヴ・コートニー氏(ロイター)
デイヴ・コートニー氏(ロイター)

 東ロンドンの元ギャングメンバー、デイヴ・コートニー氏が、22日にロンドンの自宅で頭部に銃傷がある状態で亡くなっていた。64歳だった。拳銃で自ら命を絶ったと見られている。悪名高きクレイ兄弟との繋がりもあり、ガイ・リッチー監督作『ロック、ストック トゥー・スモーキング・バレルズ』でヴィニー・ジョーンズが演じたビッグ・クリスのモデルとなった人物とされている。

 同日夜に、デイヴ氏のインスタグラムに投稿された声明にはこう綴られた。「深い悲しみと共に、デイヴ・コートニーが64歳で他界したことをお知らせいたします」「10月22日の日曜日未明に、デイヴは悲劇的にも、(ロンドン南東部)プラムステッドの自宅『キャメロット・キャッスル』で銃により自ら命を絶ちました」

 午前11時ごろ、自宅に駆け付けたロンドン警視庁の警察官が、その場で死亡を確認し、現在捜査を続けている。

 ザ・サン紙によると、デイヴ氏は22日午前4時頃死亡したという。隣人であるシーラ・ウェルカムさんは、その前日夜8時ごろ、友人達と一緒に出掛けたサッカーのチャールトン・アスレティックFC戦から帰ってきて上機嫌だったデイブ氏と言葉を交わした後、翌朝、同氏の友人からその死を知らされたという。自宅の居間に、廃棄処分となった拳銃やライフルなど12丁があったところから、時々警察官が自宅を訪れ確認作業をおこなっていた。

 ギャングスターから俳優兼作家に転向したデイヴ氏は、複数のクライム映画に出演。また死亡時には10冊目の著作を執筆中であり、最近自身の人生を誇りに思っているとして「私は幸運な男だ。もし明日死ぬとしたら、微笑みながら死ぬだろう。私には素晴らしい友人達がいるし、多すぎるほどの美しい女性達と人生を過ごしてきたからね」と語っていた。

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