高須クリニックの高須克弥院長が17日夜、X(旧ツイッター)を更新。地域政党「減税日本」の代表で名古屋市長の河村たかし氏が、同日の会見で始動した日本保守党と特別友党関係を結んだという報道を引用し、「絶交宣言したのに・・・いい加減僕を利用するのやめてちょう。」と河村氏の口調をまねて苦言を呈した。
河村氏は作家の百田尚樹氏やジャーナリスト・有本香氏の呼びかけに応じて日本保守党の共同代表にも就任。重点政策の最初に掲げられた「日本の国体、伝統文化を守る」という項目では、皇室典範やLGBT理解増進法の改正と並んで「名古屋城天守閣の木造復元完遂」と記されていた。また、今後の国政進出に関して、河村氏は「期待してちょう」と会見で意気込んだが、高須氏にXで「やめてちょう」とクギを刺された格好だ。
その背景として、高須氏が2020年に愛知県の大村秀章知事のリコール運動を行った際、河村氏は「応援団」として参加していたが、集めた署名の多くが偽造だった疑いが浮上。以来、その対応などを巡って、両者の間に溝ができていた。
高須氏は「やめてちょう」投稿の約4時間半前にも、河村氏が日本保守党の共同代表に就任したニュースをXに添付し、「僕は義理と筋を違えた人情のない友達とは絶交します。バッサリ。さようなら。なう。」と改めて強調し、同党と距離を置く姿勢を示唆した。