「オトナプリキュア」で描かれる大人になった少女たち ネットでは「劇画・オバQ」を想起する反応

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」ポスタービジュアル©2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会
「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」ポスタービジュアル©2023 キボウノチカラ オトナプリキュア製作委員会

 NHK・Eテレで7日にテレビアニメシリーズがスタートした「キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜」が大きな反響を集めている。ネット上では「オバケのQ太郎」の登場キャラクターが大人になり、再会したQ太朗との後日譚が描かれた「劇画・オバQ」に触れた感想が目についた。

 2007年から2009年にかけて2年間放送された「Yes!プリキュア5」と「Yes!プリキュア5GoGo!」の夢原のぞみを軸に、人気キャラクターが大人に成長した姿を描く「キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~」。夢原のぞみ役の三瓶由布子をはじめ、夏木りん、春日野うらら、秋元こまち、水無月かれん、美々野くるみ、さらに2006年から翌年に放送された「ふたりはプリキュア Splash Star」の主人公、日向咲と美翔舞が登場し、それぞれオリジナル声優が続投することが発表されている。音楽の佐藤直紀、シリーズ構成の成田良美らスタッフにもオリジナル版と同じ実力者がそろった。

 「オバケのQ太郎」は1964年に連載がスタートした藤子不二雄作品。のちの藤子・F・不二雄と藤子不二雄Ⓐのコンビによる合作で、石森章太郎がよっちゃんなど一部主要キャラクターの作画で協力したことでも知られている。「ドラえもん」(藤子・F・不二雄)、「怪物くん」(藤子不二雄Ⓐ)、「忍者ハットリくん」(藤子不二雄Ⓐ)などと同様に、子どもたちの日常に異能者が加入することで楽しい騒動が巻き起こる、藤子作品の代表的パターンによる名作だ。

 「劇画・オバQ」は1973年に藤子不二雄の藤本弘(藤子・F・不二雄)が単独で描いた読み切り作品。サラリーマンとなった正太が、夜の街で新事業の立ち上げを目指すハカセから脱サラの誘いを受ける場面からスタート。神成さんが既に死去し、ドロンパはアメリカへ帰国しているなど、サラリと生々しい事実が次々に明らかになり、一時は童心に返りつつも大人の現実に直面する正太たちと、シビアな反応を見せるQ太郎の姿が妥協なく描かれた。

 「プリキュア」シリーズの20周年施策における一つのチャレンジと、位置付けられた「キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜」。7日に放送された第1話「ミライノカタチ」では、大人に成長した夢原のぞみが、幼なじみの夏木りんに弱音をこぼす場面や、春日野うらら、秋元こまち、水無月かれんの登場が描かれた。

 ネット上では「オバQみたいに暗い終わり方にならなきゃいいなぁ」「劇画オバQ読んだ時の様な胸の苦しさを覚えた」「そんなに劇画オバQ?」「価値観のアップデートを感じた」などさまざまな声が挙がっている。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース